参加校の横顔【第1部】

一斉説明会に参加する12校はどんな高校なのか、簡単に紹介していきます。
参加する部を決める際の参考にしてみてください。まずは第1部からです。

1、市川学園 市川高等学校

1937年創立の私立高校。武蔵野線「市川大野」「西船橋」、総武線「本八幡」の3駅から通学が可能です。

「独自無双の人間観」・「よく見れば精神」・「第三教育」を建学の精神としています。創立当初は男子校でしたが、2003年より中学校、2006年より高校を共学化しました。今年は中学校が共学化して20年の節目の年となります。

高校1年次は高校からの入学者のみでクラス編成を行い、高校2年次から中学から入学した中高一貫生と混成クラスになります。

2009年より、文部科学省SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、県内有数の進学校としての印象が強い学校ですが、昔から「市川楽園」と言われることも多く、生徒主体で学習と諸活動をとことん両立し、充実した学校生活を送ることができます。教育環境はどんどん進化を続けていますが、生徒の笑顔があふれる進学校という風紀は今も昔も変わりません。

リベラルアーツゼミ・市川アカデメイア・市川アカデミックディなど、希望制参加のものも含め、市川高校独自のカリキュラムで生徒たちの主体的な学びをサポートしているほか、希望者へはカナダ・ニュージーランド・イギリス・アメリカなど、たくさんの国際研修プログラムが用意されています。

12万冊の蔵書を誇る県内屈指の図書館を備える「第三教育センター」は、生徒たちの調べ学習やレポート作成など、学習の情報拠点としての役割を果たしています。また、サッカー,ラグビー,フットサルコートとなる人工芝の多目的グラウンドとテニスコート4面などが整備されている総合グラウンドは、体育授業やクラブ活動で使用でき、生徒たちの放課後の活動を支えています。

千葉県公立高校の併願先としては、県立千葉高校、県立船橋高校、県立東葛飾高校が挙げられますが、都内からの受験生も多いという特色もあります。

2、芝浦工業大学柏高校

1980年創立の私立高校。最寄り駅は東武線「新柏」「増尾」、常磐線・東武線「柏」の3駅から通学が可能です。新柏と柏からはスクールバスもあります。

「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神としています。創立当初は男子高校でしたが、1990年に共学化、2000年には中学校を開設しました。文部科学省SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、生徒の興味関心に基づいた探求型の学習にも力を入れています。

高校からの入学者は、東大を目指すグローバルサイエンス(GS)コースと、国公立大および難関私立大を目指すジェネラルラーニング(GL)コースに分かれ、GSコースは1年次から、GLコースは3年次から、中学から入学した中高一貫生と混成クラスとなります。どちらのコースでも、部活動は高3まで、学校行事などもやりながら、現役合格できる力を養成します。

SSHの指定もあり、理系の学校というイメージが先行しがちですが、グローバル人材の育成にも力を入れていて、スピーチやプレゼンテーション、ディベートなどの活動の中で英語のコミュニケーション力を高めているほか、希望者へイギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダへの夏期ホームステイ短期留学を実施しています。

開閉式ソーラーハウスプールを備えており、水泳部は環境も良く非常に盛んです。グラウンドも人工芝で照明設備も整った第1グラウンドのほか、多目的グランド、バレーコート、バスケットコート、テニスコート(3面)を備える第3グラウンドもあり充実しています。

学校法人芝浦工業大学が運営する付属校でありながら、他大学進学を希望する生徒が多く、芝浦工業大学へ進学を希望する生徒は例年10%程度となっています。

千葉県公立高校の併願先は、東葛飾高校がトップ、次いで県立船橋と小金高校、県立柏高校・薬園台高校と続いています。

3、専修大学松戸高校

1959年創立の私立高校。最寄り駅は、常磐線「北松戸」と新京成線「松戸新田」の2駅から通学が可能です。

「報恩奉仕・質実剛健・誠実力行」を建学の精神としています。生徒会活動や部活動を通して、募金活動や地域の清掃などのボランティア活動やスポーツ振興を目的とした奉仕活動も行います。

高校からの入学生は、E類型(難関・上位国公立大学進学)、A類型(専修大学・国公立・上位私立大学進学)、S類型(全国大会出場と目標大学現役合格)の3コース制で、それぞれの目標に合わせたカリキュラムを整備しています。なお、中高一貫生(高校X類型)とは3年間別学です。

英語教育に力を入れていて、ネイティブ教員とコミュニケーションをとる施設(アンビションホール)がある他、希望者への海外留学も、アメリカ・ニュージーランド・マレーシア・ベトナムと様々なプログラムが用意されています。

また、放課後に行われる課外授業も、生徒の様々なニーズに対応できるよう、ほぼ毎日、週に30程度実施されています。生徒が自ら選択し、主体的に学習できる場を設けることで、生徒の自主的な学習をバックアップしています。

近年、硬式野球部が甲子園に出場して注目を集めていますが、その他の部活動も非常に盛んで、陸上部、相撲部、合唱部、放送部が全国で活躍、サッカー、ラグビー、吹奏楽、チアリーディングなども様々な舞台で活躍しています。自然愛好会研究会や競技かるた部など、個性ある部活・サークル等もさかんに活動しています。

併設大学に専修大学を持ちながらも、他大学への進学希望者が多い進学校で、専修大学への推薦入学希望者は、例年13%程度です。

千葉県公立高校の併願先は、E類型が県立船橋、東葛飾、千葉東の順に多く、A類型は小金、県立柏、薬園台の順に多くなっていますが、都立戸山高校など都内からの併願者が多いことも特徴です。

4、麗澤高校

1935年「道徳科学専攻塾」として創立、1951年に現校名となった私立高校。最寄り駅は、常磐線「南柏」です。

創立者の廣池千九郎法学博士が提唱した、道徳科学「モラロジー」に基づく、「知徳一体」の教育を基本理念とし、心の力(感謝の心・思いやりの心・自立の心)を鍛えることを大切にしています。

東京ドーム約9個分の広大な敷地は、豊かな自然にあふれ、運動施設等も充実しているため、生徒たちは一生懸命に部活動や行事に取り組むことができます。

高校入学者は、入試の段階で「叡智スーパー特進コース」と「叡智特選コース」のいずれかを選択し、2年次より、難関国立大学および国公立医学部を目指す「叡智TKコース」、難関私立大学および国公立大学を目指す「叡智SKコース」を編成し、中学から入学した中高一貫生と混成クラスとなります。

あらゆる学びにつながる分析的思考力を高める「言語技術」を学校設定教科として高校1年生で必修としているほか、コミュニケーションツールとして英語を使いこなすための英語教育にも力を入れています。希望者への海外研修プログラムもカナダ・タイ・アメリカなど複数用意しています。

敷地内には寮があり、希望すれば寮生活も可能です。英国のパブリックスクールをモデルに生まれた「麗寮」は、寮生活を通し高い道徳心はもちろん、対人関係力・自己管理力・行動力といった「社会人基礎力」を身に付けていきます。

部活動は、ゴルフ部がプロゴルファーを輩出するなど全国の舞台でも活躍している他、女子ラグビーやSDGs研究会、さらには弓道、空手、テニスなども練習環境が整っていて活躍しています。

併設大学として麗澤大学がありますが進学希望者は数名で、ほとんどが他大学受験を希望しています。

千葉県公立高校の併願先は、県立柏高校が最も多く、小金高校、柏南高校が続いています。

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