参加校の横顔【第3部】

一斉説明会に参加する12校はどんな高校なのか、簡単に紹介していきます。
参加する部を決める際の参考にしてみてください。今回は第3部です。

1、光英VERITAS高校

1938年に聖徳学園短期大学附属中学校・高等学校(女子校)として創立の私立高校。2021年に光英VERITAS中学校・高等学校に改称し、共学化しました。北総線「秋山駅」が最寄り駅です。

校名の「VERITAS」はラテン語で「真理」の意味を持ち、校訓の「Optima est veritas.」(真理こそ最上なり)を体現しています。ここには、学びを通じて、「真理」を探究する力を養い、課題解決の色々なプロセスの中で、「答えを求め、答えが出たら終わり」という従来の学びを、「答えを求める学び」から「問いを持つ学び」への変革を促し、「自覚」と「実践力」を身につけたリーダーとして、世界に羽ばたく若者を育てるというメッセージが込められています。

高校1年次から、一部の中学入学者を除き、高校からの入学者と中高一貫生と混成クラスになります。

学びの特色としては、昭和53年(1983年)聖徳学園短期大学附属中学校・高等学校として開校以来、小笠原流礼法宗家監修によるカリキュラムに従い、正課として週一回、全校で礼法の授業が行われています。武家社会で実践されていた礼法から現代に生かせる理論と実践を中心に、これまでの小笠原流礼法のカリキュラムをさらに発展させ、これからのグローバルな社会に通用する衣食住のマナーを学んでいます。

また、すべての教科で課題解決のプロセスをトルネードのように繰り返し、“ 答えを求める学び”ではなく、“ 問いを持つ学び” を習得します。ICTを活⽤してその学びをつないで広げ、上昇していくイメージから「ヴェリタス・トルネード・ラーニング」と名づけた独自性の強いカリキュラムがあります。

部活動は、旧来より幅広く活躍するゴルフ部、ダンス部などの他、男子が入学したことで、硬式野球やサッカーなど新しい部活が誕生しました。また、文化部は、礼法,模擬国連,児童文化,インターアクトなどの耳馴染みのない活動まで多種多彩です。

千葉県公立高校の併願先としては、松戸国際高校、国分高校、幕張総合高校などが挙げられ、少しずつレベルアップが図られています。

2、中央学院高校

1970年、中央学院大学の付属高校として創立の私立高校。併設中学校はありません。最寄り駅は常磐線「天王台駅」と成田線「湖北駅」です。

創立者、高楠順次郎の言葉「 誠実に謙虚に生きよ」「 温かい心で人に接し奉仕と感謝の心を忘れるな」「 常に身を慎み反省と研鑽を忘れるな」を建学の精神として、豊かな人間性を持つ人材を育成しています。

カリキュラムの特長は、希望や夢の実現をきめ細かにサポートするコース制です。入試の段階で、「S特進コース」「進学コース」「スポーツコース」の3コースから、目標に合わせて自分の道を選ぶことができます。また、2年進級時に進学コースからS特進コースへの変更が可能です。

各コースの特色について、S特進コースは国公立および難関私立大学進学を目標とするカリキュラムで、学習を中心として何事も自ら企画し、工夫する、創造力に満ちた高校生活を実践していきます。 進学コースは、中堅私立大学・短大・専門学校進学を目指すカリキュラムで、将来の自分をしっかりと見つめることを軸として、一般受験に対応する基礎学力と応用力を身につけます。スポーツコースは、スポーツに専念しながら、豊かな人間力を養いながら、私立文系大学への学校推薦型選抜入試・総合型選抜入試など、幅広い進路に対応しています。

部活動は、運動部・文化部合わせて27の部があり、中でもチアリーディング,サッカー(フットサル),バドミントン,体操,陸上競技,硬式野球,書道など、全国レベルを目指して活動しています。先輩や後輩、他のクラスの仲間たちと交流を深めることで、人間形成のための大きな糧となるよう応援しています。

中央学院大学の付属校でありながら、他大学進学を希望する生徒が多く、中央学院大学進学を希望する生徒は例年10%弱となっています。

千葉県公立高校の併願先は、柏の葉高校,流山おおたかの森高校,我孫子高校が多くなっています。

3、二松学舎大学附属柏高校

1969年、二松学舎大学の附属校として二松學舍大学附属沼南高等学校が創立。2011年に中学校を開校すると同時に校名を二松学舎大学付属柏高等学校に改称しました。徒歩圏内に鉄道駅がないため、柏駅、新柏駅、我孫子駅、新鎌ヶ谷駅、北総線沿線の5ルートで無料のスクールバスを運行しています。

「己を修め人を治め一世に有用なる人物を養成す」を建学の精神として、グローバル化が進むこれからの国際社会において、自ら考え行動する、人に信用され社会に貢献する、自国と他国の文化・歴史を正しく理解する、それらを通じて多様な価値観を共有できる真の国際人の養成を目指しています。

高校からの入学生は、1年次には中高一貫の生徒と別クラス編成され、高校2年進級時に混成クラスとなります。

生徒の夢や希望で選択できる3コース制です。入試の段階で選択することになりますが、進級時に成績により変更することも可能です。「スーパー特進コース」は、国公立、早慶上理などの最難関大学を目指します。日々の学習の中で論理的な「思考力」、的確な「判断力」、豊かな「表現力」を身につけ、グローバル社会に対応しうる幅広い教養を身につけます。「特進コース」は、GMARCHなどの難関大学を目指します。主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ姿勢を身につけ、豊かな学力を育み、各自の志望や適性に応じて2年次より文系・理系に分かれます。「進学コース」は、二松学舎大学や日東駒専などを目指します。日々の丁寧な授業や毎週実施される英単語、漢字等の小テストで確かな「知識・技能」と学習習慣を定着させます。加えて補習授業や講習などで一人ひとりをフォローアップしていきます。

特色ある授業として、「論語探求」があります。人間教育の原点は、中国の思想家、孔子の言行を弟子たちが記録・編集した『論語』に学ぶところにあります。『論語』を読み、その精神に触れることで、自然とその言葉を自分のものにすることができます。

部活動は男子ハンドボール部が全国レベルで活躍しているほか、女子バレーボール部もがんばっています。その他の部活動も日々楽しく活動し、学習と部活動の両立を実現させています。

二松学舎大学の付属校でありながら、他大学進学を希望する生徒が多く、二松学舎大学進学を希望する生徒は例年10%弱となっています。

千葉県公立高校の併願先は、柏南高校、柏の葉高校、小金高校などが多く、近年レベルが上がってきています。

4、日本体育大学柏高校

1960年学校法人日本体育大学により、柏日体高等学校として創立、2016年に現校名となった私立高校。柏市内の私立高校では唯一、併設の中学校を持たない高校単独校です。最寄り駅は、常磐線「柏駅」です。

「健康と信用は最高の宝である」を建学の精神として、文武両道を掲げ「スポーツの盛んな進学校」を目指しています。

「なれる自分よりなりたい自分」をテーマに、個々の生徒が目標としている進路に応じて、3つのコースを設置しています。国公立・難関私立大学入試を前提とした学習内容を3年間体系的に積み重ね、創造力・起業力を養う「アカデミックフロンティアコースは」、主体的に行動する能力を養い、社会を生き抜くための行動力・企画力を養う「アドバンストラーニングコース」、体育系大学への進学やスポーツ・スペシャリストを目指す「アスリートコース」があり、入試の段階で選択します。

授業の特色として、教師による一方通行な指導ではなく、生徒による体験学習や教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークを中心とするような授業、いわゆるアクティブラーニングに積極的に取り組んで、生徒の主体性を育てています。

勉強も部活動も全力投球し、学校生活をさらに充実したものにするため、約30のクラブがあり、目標に向かって努力を重ねています。中でも、レスリング,サッカー,空手道,男子バスケ,ダンスは全国レベルで活躍しているほか、陸上競技・駅伝競走,硬式野球も強化指定部として、全国大会を目指して取り組んでいます。

併設大学の日本体育大学へは例年20%ほどの生徒が進学を希望しており、は数名で、ほとんどが他大学受験を希望しています。校内にはNKアカデミックセンター(校内予備校)を併設し、希望者は学校の授業と連動したカリキュラムで予備校の授業を受けることができます。少しずつ、難関大学への合格者も増えてきています。

千葉県公立高校の併願先は、流山おおたかの森高校、柏の葉高校、柏陵高校が多くなっています。

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